中津山 光明寺

当山は弘仁9年の春、宗祖弘法大師四国錫杖の折、天下は大旱抜により人畜をはじめ生物ことごとく瀕死の状態で天を仰ぎ雨を請いし時、時の帝弘法大師に雨乞を命じたり、大師、中津山大権現の霊験新たなるを感じ当地に参り中津山の遙拝出来る黒沢の地に密壇を飾り二十一日間の雨乞いの収法を行い、満願の日になるや一転にわかにかき曇り、中津山大権現出現し大師の意を体し二夜三日に及ぶ恵雨をもたらし万民万物の生命を救いたり、大師中津山大権現の霊験いよいよ新たかなるを感銘し天長元年修法の地黒沢に一寺を建立祈祷寺として全国各地より参拝者多く盛大を極めて居りしに天正年間兵火により焼失。万治元年中津山麓の当地に遷し再建現在に及ぶ。当山は修験、修法の道場とし山嶽密教を象徴する海抜1447メートルの霊峰中津山、山頂には本尊中津山大権現をはじめ八大龍王を祀り黄金の池にひあいつも満々たる霊水があり修行大師像を建立、行場には松尾瀬戸作大権現くさりの行場や蔵五権現を祀る二つの行場あり修法の道場とし又五穀豊穣、商売繁盛の心願成就祈願の霊山である。祭礼は春は四月二十三日、夏は七月二十二・二十三日で全国各地より参拝者が後を絶たない。
七福神の祭神 | 恵比須大神 |
所在地 | 徳島県三好市池田町松尾松本55 地図はこちら |
連絡先 | 電話:0883-75-2080 |
